「超初心者向け・ワインの基本が分かる入門レッスン」

千葉県柏市で開かれた「超初心者向け・ワインの基本が分かる入門レッスン」に参加した。少しは知識があった方が、ワインが美味しく感じられるかもしれないという、軽い気持ちからだった。「ストアカ」で探すと、ワインの講座はたくさん見つかった。当初はもっと早く、恵比寿で受講する予定だった(恵比寿のレストランも予約していた)が、台風で中止になってしまった。結果的には、地元の柏で受けることができて良かった。会場も、とても眺めがよくて気持ちのいい場所だった。

講師は佐藤洋美先生。超初心者向けなので、ワインとは何か、というところから学ぶ。とてもわかりやすく教えていただいた。

皮の白い白ぶどうが白ワインになる。白ワインは最初に果汁を搾って、果汁を発酵させる。皮の黒い黒ぶどうが赤ワイン。こちらはぶどうを発酵させ、後で皮と種を取り除く。他に灰色ぶどうがある。灰色と言いながら、皮の色はピンクに見える。太陽の光が当たればピンクだが、日陰では灰色に見えるようだ。

ワインはぶどうをそのまま発酵させたもの(単発酵)なので、同じ醸造酒でも、平行複発酵の日本酒に比べ、わかりやすいと言えばわかりやすい。ぶどうの味がほぼそのままワインの味となるからだ。

とりあえずは、白、赤、それぞれ2種類ずつ、ぶどうの特徴を教えてもらう。

白はシャルドネとソーヴィニヨン・ブラン。

シャルドネは個性がなく変幻自在。涼しい場所のシャルドネはキリッと酸味がシャープ。柑橘系の香りでミネラル感がある。温暖な地方のシャルドネはまろやかで、パイナップルやマンゴーなどのトロピカルフルーツの香り。樽で熟成させたシャルドネは、バニラやナッツの香りになる。

ソーヴィニヨン・ブランは、さわやかで酸味が豊か。青草やハーブ、グレープフルーツの香りがする。

赤はカベルネ・ソーヴィニヨンとピノ・ノワール。

カベルネ・ソーヴィニヨンは力強く濃密な味。色が濃く黒系果実(カシス、ブルーベリー)の香り。渋みが豊富で余韻も長い。

ピノ・ノワールは上品で軽やか。色が淡く赤系果実(チェリーや苺、アセロラなど)の香り。渋みが少なく酸味が豊か。

テイスティングでは、香りはどんなフルーツに近いかを考え、味は糖と酸味とアルコール(赤は渋みも)について考えればよいとのことだった。

白、赤、それぞれ1種類ずつ、テイスティングもした。白はシャルドネ。赤はカベルネ・ソーヴィニヨン。不思議なもので、言葉を与えられると、それによって味わいも変わってくる。ノートンのカベルネ・ソーヴィニヨンなどはよく飲む赤ワインだが、いつもよりカシスやブルーベリーの香り、力強さや渋み、余韻をはっきりと感じる。

全ての感覚がそうだが、味や香りという感覚も、他人と共有する方法がない。自分が感じているこの「味」を、他人も同じように感じているのかどうかは、分からない。それを同じように感じていると仮定して共有する方法として、言葉がある。だが、言葉と、今、自分が感じているこの感覚とは、常にずれがある。ずれた場合は、自分の感覚を言葉に合わせるしかない。一般的には、言葉は他人と共有するためにあるからだ。しかし、自分の感覚を言葉に合わせると、感覚自体が変化してしまう。そのことを、例えばワインの香りが分かってきたというように「進歩」としてとらえるべきなのか。それとも、自分の感覚を失いつつあるというふうに「後退」としてとらえるべきなのだろうか。

 

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