ボルドー「ムートン・カデ」

先日、映画「おかえり、ブルゴーニュへ」を見てブルゴーニュのワインを飲んだら、今度はボルドーが飲みたくなった。

ブルゴーニュが1種類のブドウ(赤の場合はほぼピノ・ノワール)だけで造るモノセパージュなのに対し、ボルドーは数種類のブドウを使うアッサンブラージュ。バロン・フィリップス・ロスチャイルドのムートン・カデ・ルージュ2015は18か月熟成させたメルローが主体で8割、カベルネ・ソーヴィニョンが1割強とカベルネ・フラン1割弱をアッサンブラージュしたもの。

香りが実に華やか。カシス、ベリーの香りがふわーっと漂ってくる。口当たりはまろやか。だが次にはしかりとした果実味、スパイス、酸味がやってくる。複雑だけれど秩序だっているところがボルドーのまとまりの良さだと思う。一緒にやってこないで、ちゃんと順番を待ってやってくる。余韻はあるけれどくどくならないバランス感覚はさすが。

ブルーチーズ、蟹クリームコロッケ、ビーフステーキと飲む。食事ととても合わせやすい赤ワインだと思う。

日本酒ではアッサンブラージュよりも「山田錦100%」のようにモノセパージュの方が高級とされているように思う。ワインについてはよく知らないので何となくだが、モノセパージュの方がアッサンブラージュより高級とされている感じはある。それでもボルドーのアッサンブラージュだけは別だろう。ワインにとって、ボルドーは特別な場所である。私はピノ・ノワールのモノセパージュより、メルロー主体のアッサンブラージュの方が好き。葡萄の味がほぼそのまま反映されるワインとは違って、日本酒は酵母や製法によってかなり味は変わってくるので、同じにはできないが、酒米のアッサンブラージュによる可能性というのはもっとあるのかもしれない。

 

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