上善如水の至上の柔らかさ

新潟・白瀧酒造の「上善如水」といえば、1990年代の淡麗辛口ブームを代表する酒というイメージがあった。若い頃、飲んだ時は、うまいとは思ったが、その名の通り「水」みたいで物足りないとも思った。ワイングラスで酒を飲むような淡麗辛口ブームをややバカにしていたところもあって、それほど好きな酒ではなかった。

ところが、今、改めて飲んでみて、その柔らかさに感動してしまった。もう、これ以上ないくらい柔らかい。何ともすっきりした口当たり。ふわっとフルーティーな香りがして、その後はスーッと消えていく。その感覚は「柔らかい」としか言いようがない。他の淡麗辛口の酒とはまた違う。至上の柔らかさである。

精米歩合60%。アルコール度数はやや低めの14度から15度。洋食にも合うと思う。

若い頃に飲んだ味の記憶を、はるかに超えた美味しさだった。よく知っていると思っている味も、もう一度飲んでみると、また違うものだ。

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