天山大吟醸

佐賀県小城市の天山酒造から、天山大吟醸が届いた。天山酒造の大吟醸には、精米歩合35%、山田錦100%使用の「飛天山」があるが、こちらは精米歩合45%で、出羽燦々を使っている。

「飛天山」には米の力強さやふくよかさ、しっかりした酸味を感じたが、この「大吟醸」の方が華やかなように思うのは、酒米の違いだろうか。メロンのような華やかな吟醸香がかすかにして、上品な甘味と酸味は和三盆のようだ。じわーっと黒糖のような苦みの後味もあった。温度が上がってくると、酸味が前に出て、力強い味になっていく。

天山酒造のウェブサイトでは、「飛天山」を「ゴージャスで豊かな香りとシルクのようななめらかさ」、「大吟醸」を「華やかで上品な吟醸香、包み込むような豊かな甘み、そして爽やかなキレ」と表現していた。やはり山田錦の方が香りが豊かということだろう。

「大吟醸」の「キレ」については、甘みが黒糖のような苦みに変わって消えていくことをいうのだろうか。よく分からない。

鹿児島産石鯛刺身、ソーミンチャンプルー、手羽煮(日向屋須賀崎工場)などと一緒に飲み、〆は宮古そばを作った。

天山サルー・スパークリング

夏もすでに終わってしまったが、佐賀県小城市の天山酒造から送ってもらった発泡日本酒がまだ残っていた。発泡日本酒、またはスパークリング日本酒は、いかにも夏の酒という感じがする。天山サルー・スパークリングを、夏の終わりを惜しんで飲んだ。肴は要らない。カレーを食べる前の食前酒である。

発泡日本酒には3種類ある。瓶の中で発酵が続いている瓶内2次発酵と活性にごり酒、そして炭酸ガスを注入する方式である。炭酸ガス注入方式を否定する人もいる。個人的には、酒が美味しければ必ずしも否定する必要はないと思う。サルー・スパークリングも炭酸ガスを注入する方式だが、爽やかで美味しい。

2018年7月製造で、精米歩合は75%。アルコール度数は10%と軽い。ギンギンに冷やして飲むのであまり香りはしないが、ほのかに乳酸が香る。口に含むと、シュワシュワと炭酸の爽やかな刺激が広がり、その後に米の甘さ、まろやかなヨーグルトの味、そして後味にはレモンやグレープフルーツのような苦み、さらには枯葉のような味(などと言いながら、枯葉を食べたことはない。あくまでもイメージである)が余韻として残る。

スパークリングワインのような軽やかさもありながら、日本酒としての味もちゃんとしている。美味しい発泡日本酒だと思う。口の中は夏。飲んでしまうと、夏も終わったような気になった。

発泡日本酒は、スパークリングワインのように、胃を活性化してくれる。その後に食べたデリーのカシミールカレーはとても美味しかった。デリーのカレーは大好きで、通販で大量に買って、毎週食べている。

 

 

天山大吟醸「飛天山」

佐賀県小城市にふるさと納税をして、返礼品として天山酒造から1年間、日本酒を送ってもらっている。天山酒造は七田で有名だが、七田以外の酒も旨い。

この「天山大吟醸飛天山」もそうだ。山田錦を100%使い、精米歩合は35%。それだけでもう美味しいのはわかるが、大吟醸ではあるけれど、きれいな酒というよりは、米の力強さが前に出ている。酸味もしっかりして、ふくよかさもある。大吟醸は普通は薫酒だが、むしろ醇酒に近く、薫酒のよさもある酒だと思う。

日本酒度は+3、酸度は1・5。仕込み水は天山山系の伏流水だ。この伏流水が中硬水で、米の甘味がグッと出ながらも、一種の辛さを出しているのかもしれない。酵母は何かわからないけれど、精米歩合35%というのは、YK35に合わせているのかも。

この日は石鯛の刺身、蒟蒻の刺身、鶏唐揚げ、豆酪で飲んだ。刺身や唐揚げにはスダチをかけて、夏らしく柑橘系の味と合わせてみた。「飛天山」ほどの旨味と酸味があれば、もっと濃厚な味の食べ物にも合うだろう。

きれいなだけではない力強さを感じさせる、実に贅沢な酒である。