宝山純米ひやおろし

グラスを変えるとワインが変わる、とリーデルはいうが、日本酒も変わった。リーデルの純米酒専用グラスで純米酒を飲んでみたのである。

柏の高島屋で試飲をして購入した宝山純米ひやおろしだ。アルコール度数18%、精米歩合は60%。新潟市の宝山酒造である。

新潟の酒はエレガントだが、純米酒なので香りはそれほど立たないはずだ。しかし、リーガルのグラスで飲むと、米の甘い香りがうっすらと漂う。これはおちょこでは感じられなかった香りだ。

味わいは純米酒ではあるが実にエレガント。雑味がない、きれいな味。口当たりは柔らかく、米の甘味はジューシーで、余韻は長いがキレはある。実に新潟らしい純米酒だった。ひやおろしなので火入れは1回だろう。フレッシュさも失われていない。

昼間から、椎茸醤油バター焼きで飲んだ。今回の〆は上州水沢うどんである。

リーデルの純米用グラスは、飲み口の口径が大きく、大ぶりで横長。ワイングラスにはない形状だ。これが旨味を最大に引き出すという。今回は新潟の純米酒だったが、より雑味の多い西日本の純米酒の方が旨味を味わうにはいいかもしれない。

マトゥア リージョナル ピノ・ノワール・ロゼ・マルボロ

赤ワインは黒ぶどうから、白ワインは白ぶどうから造る。では、ロゼワインはどうやって造るのか。3種類の造り方があるようだ。

「セニエ法」は、赤ワインと同じように皮や種がついたまま発酵させ、濃い色が付く前に皮や種を取り除く。「直接圧搾法」は、白ワインと同じように果汁だけで発酵させるが、使うのは黒ぶどうで、果汁を絞る時に皮の色が付く。「混醸法」は黒ぶどうと白ぶどうを混ぜて発酵させる。

ニュージーランドのワイナリー・マトゥアのマトゥア リージョナル ピノ・ノワール・ロセ・マルボロが、どのように造られているのか分からないのだが、ピノ・ノワール種なので「混醸法」ではないだろう。ロゼは食事に合わせにくいように思っていたが、これはすっきりと上品な辛口で、ポテトグラタンやチキンのハーブ焼きにもよく合った。

サーモ・ラベルというラベルで、冷やして飲み頃になると、ラベルにマオリのデザインが青く浮かび上がってくるのが面白い。写真ではラベルの右下に青いマークが浮かんでいるが、これが温度が上がるとマークが消えるのである。

色はきれいなピンク色。あまり強くないが、チェリーや野イチゴ、桃のようなフルーツの香りがする。味はチェリーのような甘味、桃のような甘味、そしてレモンのような酸味。渋みはほぼなく、アルコールの刺激もそれほど強くない。

ピノ・ノワールの特徴は上品さや軽やかさだが、それはロゼでも変わらなかった。ロゼはあまり飲まないが、飲んでみるとなかなか美味しいということが分かった。